みなさんこんにちは!
飼料畜産部の飯塚です。
今回、新しい獣害対策資材のご紹介をさせて頂きます。
鳥獣害被害は2019年度で約158億円とされており、農作物被害も甚大だが、防除策を施すためコストがかさんだり、労力も必要となってくるといった大きな問題の1つとなっております。
新商品の「キープアウト」は、鳥獣が嫌うオオカミの尿中成分を高濃度ブレンドして開発した獣害対策資材。天然成分のため、人体への影響もなく、自然破壊や動物を傷つけることがない環境保全・共存型の獣害対策資材です。
従来、オオカミの尿を使用した資材は天然100%のものが多く、個体差があり効果が不安定だった。この「キープアウト」に関しては、鳥獣が嫌う匂いの成分だけを抽出し効果の安定性を増し、扱いやすく、高い効果を得られる。
「キープアウト」はアンプル型の製品で、アンプルを破割して5~10m間隔で圃場に吊るすだけ。設置目安としては、正方形圃場の場合、1反あたり15~25本/1町あたり40~80本。
実際に使用した生産者様からは、シカ・イノシシ・サル・ハクビシン・カラスやヒヨドリなどの鳥類にも効果があり、作物への被害が軽減されたと好評を頂いております。
獣害対策には総合的な対策が必要であり、従来から行っている、地域での対策、電気柵や防獣フェンス等での対策、圃場周りの除草などの徹底に加えて「キープアプト」を利用していきましょう。